PENTAX-A 200mm/F4の分解

久しぶりのレンズネタです。
オークションで「カビありジャンクなPENTAX-A 200mm/F4レンズ」を落札しました。
(ジャンクにしては少し高めで落札・・・しゃぁないか)(^_^;)


K-x/smc PENTAX-A 35-70mm/f4
いつものごとく分解清掃をしましたので、記事にしたいと思います。





分解清掃前の前玉の状態。

K-x/smc PENTAX-A 35-70mm/f4
レンズ自体に傷はないのですが、ご覧のように立派なカビが・・・。(ま、想定の範囲内かな。)

後玉から行きましょうか。
Aレンズですので、マウント部に絞りの状態をカメラ側に伝える接点がありますので、マウント部の分解はしないほうが無難です。(距離3mの印字部の上にあるのがその接点です)

K-x/smc PENTAX-A 35-70mm/f4
3本の極小ネジで固定されている絞りレバーの保護?なパーツを外します。


K-x/smc PENTAX-A 35-70mm/f4
ネジ頭にあったドライバーを使います。


K-x/smc PENTAX-A 35-70mm/f4
3本のネジを外せば、絞りレバー保護部品は持ち上げるだけで外れます。


K-x/smc PENTAX-A 35-70mm/f4
これで後玉群にアクセスできますので、カニ目の切り欠きに工具を合わせ取り外します。


K-x/smc PENTAX-A 35-70mm/f4
後玉群が外れました。(カビは、ほとんどありませんでした)

次は前玉部です。

K-x/smc PENTAX-A 35-70mm/f4
前玉を固定しているリングを外します。
リング径が大きいので、分解用に購入した安価なノギスでカニ目に合わせ外します。


K-x/smc PENTAX-A 35-70mm/f4
前玉固定リングが外れたところ。これで、前玉(1枚)が外れます。(小さな吸盤を使うと簡単に外れます)
前玉奥のレンズにもカビがありましたので、更に分解します。


K-x/smc PENTAX-A 35-70mm/f4
組込式フード部がある鏡胴部はねじ込み式になっていますので、ピントリング最短にしこのように「エイヤー!」と捻れば・・・・


K-x/smc PENTAX-A 35-70mm/f4
ご覧の通り。
絞りがある部分(左手側)にレンズが1枚。フード部(右手側)に2枚のレンズがあります。
まだ分解できそうなのですが固定リングが硬いので無理をせず、この状態で綿棒などを使い最後は無水エタノールを使って清掃します。

分解の逆手順で組立れば、完了です。


K-x/smc PENTAX-A 35-70mm/f4
清掃後。若干の埃は残りました(組立時に入った)が、カビは綺麗に清掃できました。
いつもうまく行くとは限りませんし、ダメかなと思ったら無理をしないこと。
なお、くれぐれも分解は自己責任でお願いします。

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  • コメント (4)
  1. おはようございます
    器用ですね 私バラバラにすることは出来ても
    組み立ては苦手です 要するに壊すのなら得意
    何ですが・・・

      • Malu
      • 2012 12/16

      >カメラ夢遊さん
      こんばんは、コメントありがとうございます。
      小さい頃から物をバラすのは好きでしたね。
      ただし、組み立てできなかったのも数知れず、ラジオや目覚まし時計とか・・・よく怒られましたね。(^_^;)
      今回は、うまく行きましたが。ありゃっていうレンズもありますよ。

  2. ご無沙汰しております。
    毎度のことmaluさんのレンズ分解技術はさすがです!!

      • Malu
      • 2012 12/16

      >雨帳瑞絵さん
      こんばんは、コメントありがとうございます。
      他のメーカーに比べペンタックスのレンズは比較的簡単な構造のようです。
      ジャンクレンズだからできるのかもしれません。

コメントは閉じられています。

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